ブログ新装です

10年(ぐらい)ぶりに、ゼミのホームページを更新し、ブログも新装してみなさまにお届けすることになりました。この更新にあたり、とてもお世話になったゼミ生13期のTさん、ありがとうございました。 で、パブリウスというこのタイトルですが、ご存知の方はご存知の通り、ボクの尊敬してやまない、あのパブリウス(たち)のことです。この名前を自ら称していいものかと迷いましたが、ま、これはボクの決意の表れ、みたいなものとして受け取ってください。 というのは、ですね、いまのご時世、知識人とか有識者と呼ばれる人々の社会における役割が、きわめて難しいものとなっている。かつては、ちょっと物知りであるがゆえに偉そうなことを言ってた人たちがいたわけですが、そういう人たちは、いまや、ウィキペデイァを前にして、沈黙せざるを得ないわけです。公の場で発言することが、常に、「これって、誰かもうすでに言ってなかったっけ?」という自問を生む時代。そして「そんな時代になった」というこの言葉自体も、おそらくすでに誰かによって語られており、そしてまた、「『そんな時代になった』という言葉自体も、おそらくすでに誰かによって語られているよね」というその言葉も、またすでに誰かによって語られており、・・・。フローベールの企図した「紋切り型辞典」が巨大化し、まさに「言説の磁場」としてわれわれを覆い尽くしている、そんな中にあって、いま何をどのように語ることが、知的で、創造的で、オリジナルでありうるのか。おこがましいけれども、あのパブリウスの名でも借りてこなければ、ボクは、このギリギリの挑戦をすることができそうにないと思った、そういうことなのであります。 前にブログを書いていた時、ボクが読んでもらいたいなと思ったのは、なにより、自分のゼミ生たちでした。そのゼミ生たちが、卒業してからもボクのブログを読んでくれて「チェックしてますよ」などと言ってくれると、とても嬉しかった。 だから、今回もまた、このブログは、ゼミのホームページにおかせてもらいます。君たちを読者として念頭において、すこしずつ書いていきますので、末長く、よろしくお願いします。 というわけで、ゼミ生の諸君、「パブリウスって、誰だ?」などと言ってないで、ほら、ウィキで調べなさい。そして、夏休みの宿題として、蓮實重彦さんの書いた「物語批判序説」を読んでおきなさい、文庫本で手に入るんだから・・・。

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